・製作１


同じこと書くのも何ですが。図面はパソコンで描き、プリントアウトし、頭はプリントアウトした紙に枠を作って、そこにポリパテを流し込んで転写。

胴体も、同じように転写し、転写されたラインに沿って切り出して、これをベースに盛って行きます。

でもって。上記をベースにポリパテを盛って、関節で切り離し／角度を変えて接合を、納得が行くまで繰り返して、ポーズの決定。…最初予定していたのとは、だいぶ違ったけど(^_^;)。 うーん。写真ってほんと立体感出ないです。腰／脚の捻り要素が全然見えないっす。今回ちょっと後ろをのぞき込むような雰囲気なので、腰の捻りには注意しているのですが。この写真じゃたんなる中腰にしか見えない(^_^;)。

ってところで。＃２はいつになるでしょう？(^_^;)。

仮組です。一度全部を洗浄した後、透明ゴムボンドで簡単にくっつけてあります。
…ここまできたなぁという感慨もありますが。修正部分の発見のためにも、何日かぼ〜と見ていたい気分ですな。

女子校の制服にもあるけど、このチョッキ？にミニスカートって、胴体が長く見えて難しいんですよね。裸の状態から作っているから、間違ってはいないんだけど。腰から太ももへのカーブをスカートが漸近線的にトレースすることで、制服とかはラインがわかるんですが。そこまで短いスカートでもないしな(^_^;)…って、すでに実用的に限界だと思います(^_^;)。
ともかく。写真ではわかりにくいけど。立体視すれば、肩や足回りのラインから、胴体の様子がわかるような造形は出来たと思いますだ。

ともかく。耳の中の毛、もうちょっと追加しよう…。

次回はサーフェイサー終わった後かな？(^_^;)。

結局２３パーツ。ところどころポリパテ地が見えていますが。これはサーフェイサー時の支え棒の取りつけ穴でして。瞬間接着剤で荒れていましたので、均しました。接続部なので、平らならＯＫにしています。

シリコンを節約するために、１つの型に納めるパーツは、厚さをできるだけ揃えて型を作ります。シリコンの型のサイズの縦／横／高さのうち、一番シリコン量に効いてくるのが高さですからね（算数っす）。厚さの薄いパーツの中に厚いパーツを混ぜ足りすると、それだけでシリコン量が倍になったりしますのでけっこう悩みます（すき間が出来たので、そこに薄いパーツを忍ばせる…って方法もありますが。配置は厚さ優先。今回の場合、脚の上の耳パーツとか）。
ランナーは、基本的にアンダー式（パーツにキャストが下から流れ込む）です。よほどでかい＆シンプルなら上から流してもいいのですが（今回なら、後ろ髪とか）。下からキャストを入れて、上から空気を逃がす方が、細かい部分に流れやすいです。
…それでも、難しい部分はありまして(^_^;)。
うーん。指先が難しいです(^_^;)。指を閉じているか開いているどちらかなら楽なんですけどね。中途半端だと、指先にどうしても気泡が…。切り欠き入れての対処になりますが。真空脱泡機、欲しくなります。おさげの毛先や尻尾の先のような開いた形というのも、複製が難しいです（ってより、多少の気泡は宿命です）。
逆に、髪の毛は順調に抜けました。けど、実用的強度と言えるかは、もう少ししてから検証です。ポリパテより柔軟性はあるんで、ポキッは無いんですけど。まだグニッです。プラ板／アルミ板への置換を検討中。

…夏ＷＦ時に余ったキャスト（一度開けた缶…）で抜いたので、細かい気泡がちょっと出てます(^_^;)。これも大変っす。
ってところで。今はパーツを中性洗剤溶かした水に付けています。Ｌｅａｆは完成品一体の提出が必要…というのが今までの経験ですので。２つ同時に製作っす。
後、10/9予定のLeaf2000に素組持って行けそうです(^_^)。

あと。
パーツは、抜いてからやっぱ数週間置いたほうがいいかも…。前に作ったKANONの娘達は、上半身とスカート／コートの裾の接着面が浮き上がってきてしまって…。接着は瞬間を使ったのですが。どうもキャストは、時間が経つにつれてがだんだん痩せてくるようです、もちろんごく僅かですので、１つで完結しているパーツで考慮する必要は無いのですが。接着して接合面を処理する必要がある場合は、時間変化は困り物です。１月ほど寝かせるのがいいのかな。…煮たら、揮発成分が飛んでくれないかな？とも考えているのですが(^_^;)。
どっかの本で、この揮発をサーフェイサーで押え込む…みたいな説明が載っていましたが。サーフェイサーではこの痩せは防げませんので、ご注意。

前回のＫＡＮＯＮでは、色の彩度が低くって、会場での見栄えがいまいちでしたので（色としては、間違っていないと思うのですが）。今回は、故意に彩度上げています。…っても、服はグレー系ですので、あまり考える意味がないような…。

髪の毛。絵ではもっと水色っぽいのですが。個人的に水色が好きでないというのと、全体のグレーに引っ張られないようにってことで、かなり濃くしてあります。キャラクターブルーに白をベースに、赤で少し紫寄りにしました。明るい部分の色にはすこし緑を入れた方が絵的には好みなのですが、塗料では彩度が出ないのでオミット。
技法的には、白吹いた所にクリアーブルーで塗装というのもあるのですが。今回は安全を優先。クリアー系で思ったような色を出すのは難しいですから。
肌色は、白にオレンジ／黄燈色を適量。このままじゃ彩度が高すぎなので、仕上げに、クリアブルーを一滴が隠し味。影色／頬等に赤みの強い色を使うので、この段階の肌色は黄色寄りにしてあります。影色には、別途クリアーレッド／クリアーオレンジ／クリアーブルーをベースに作った「血」色を、肌色に混ぜて作りました。影／ほほ以外に、ひざ／ひじ等の関節部分に吹いてやると、「ぷに」って感じになります。

スカート／チョッキ。ニュートラルグレー＋紫をベースに白／黒で明るさ調節してあります。チョッキにはさらに、緑が少し入ります。単なる白＋黒のグレーだと、どうも無機質っぽくなりますので。そのまま使わないようにしています。

猫部分。こういう迷彩塗装を経験するとは思っていなかったのです(^_^;)。最初は、筆のタッチを生かして…っと考えていたのですが。ブラシ細吹きでもけっこう毛の雰囲気は出るもんです。


眼鏡も作りました。いろいろ試行錯誤した結果、写真のようになりました（これの前に、試作が２つ(^_^;)）。
設定として、「柄が無くて浮いている(^_^;)」ので。写真のように上に棒を付けて、ここで前髪の裏側に貼ります。この張付部のおかげで、こみパの由宇の眼鏡より、構造的に頑丈になり、取り回しはむしろ楽です。レンズ部分の切り出しに気を使いますけどね。
テープで位置決めの後、エポ接着剤で固定…という予定。

ってことで。
次は、目入れと墨入れです。明後日には完成品を掲載できる予定…。

最初は、まつげ部分の黒い所から。塗料は、ラッカー系のつや消し黒ですが。リターダー（乾燥遅延剤）だけで薄めるようにして使います。乾燥が遅くなると、筆の滑りが良くなりますし、塗りムラも減りますが。薄めすぎると、じわ〜と滲んだりしますので、このへん調節が必要。
この塗装は、目の内側にはみ出してもＯＫですが、外側にははみ出さないように注意します。肌色はすでにエアブラシでグラデーションをつけていますので、失敗するとリカバリーが大変です。

白を塗ります。これもリターダーで薄めたものを使いますが。かなり回数を重ねないと白くならないので根気です。
これも、黒目の方向にはみ出すくらいならＯＫ。守るべきは肌色。
後、まつげの影も、さらっと入れています。

仕上げに、目玉部分にアクリル系クリアーを塗って、光沢追加＆筆ムラのごまかしをして。エナメル塗料で墨入れの要領で、二重を入れて。
完成です。