写真は、焼いた（焦げた）芯に盛り始めて一日目というところです。一発で形を出すというのをやったことがないので、非常に難しいです。やっぱり、硬化後に削る必要がありますね。
…こんなにどんどん形を出して行って、どうやって表面処理しようかと…いまから悩んでいます。まぁ、材料テストですので、完成させるかは未定です。

削った部分が、ロウを削ったように白濁するので、なんかみっともないです。あと、足も黒くなりましたが、まだ焦げるまでは行っていないので、セーフです。
スカルピーは、削り心地もロウみたいです。ちと柔らかくて。茶色になるくらい焼けば、粘りも出てくるのですが。全体をそこまで焼こうとすると…足のようになります(^_^;)。
また、固まった所に盛るのも、食いつきが悪くて一苦労でして。瞬間の世話になることもたびたび。これが一番いただけないです。

もっと重要な問題は、次の段階の表面処理。これがうまく行くのなら、まぁいい材料なんだけどね。とりあえず、ペーパーかけから。

で、前回からの進捗ですが。結局細かいモールドは、スカルピーでは作れないという結論に達しまして。なにせ、脆くてぽろぽろと崩れてくるし…。塊の部分まで彫っていると欠けてくるしだい。ほんと、ちょっと硬い程度のロウです。
ってことで。服の縁や髪の毛の一部は、削り取って周辺を整形してから、エポキシパテで作りなおしてあります。やっぱ硬いほうがシャープに出来あがります。
パーツ分割も、最初は尻尾以外するつもりはなかったのですが。結局、腕・頭・脚は分割になりました。これもスカルピーが柔らかく、凹部分の彫り込みをしようとすると、えぐれてしまうためです。
ボタン、まゆ、まつげ、眼帯の紐が、まだ工作としては残っています。９９夏フェスには出したいな…。９９冬フェスにも、工作途中ではありますが、展示しようと思います。

…もうスカルピーは使わないぞ(^_^;)。

ってことで。ランナー配置は、基本はアンダー、脚パーツだけトップの、複合方式です。
尻尾や腕の、ランナーとの接合部が太く見えますが。実際には厚さが薄いので、パーツとの接合部はさほど多くないです。この幅広薄い接合部ってのは、断面積の割にパーツの欠損も少ないので、最近多用しています（胴体等の大型パーツ等、大量にキャストを流入させる必要がある部分は、四角く開けますが）。空気抜け側に使うと、気泡の抜けもよくなるので、お薦め。
あと、指先などの細かい部分の上に、多少大きい空間をあけておくと、パーツに気泡の入る確率が減ります。３ｍｍ棒くらいを２０度程度に寝かせて配置するのが丁度いいかも（水平だと、かえって気泡が残るので注意）。空気孔なので、彫るだけでも十分ですが。

ってことで。今は中性洗剤に付けています。

最初のコンセプトは、スカルピーを使っての造型時間の短縮と、パーツ数の少ないお手軽キットの製作だったのですが。まぁ、スカルピーに悩まされたり、結局手足頭はバラしたりと、いろいろとありましたけど。なんとか完成にこぎつけました。よかったよかった(^_^;)。