足跡フィギュア製作紹介 柊六奈編
■#1  製作1  2000/01/17

■#2  製作2  2000/01/18

■#3  製作3  2000/01/19

■#4  製作4  2000/01/20

■#5  製作5  2000/01/21

■#6  製作6  2000/01/22

■#7  製作7  2000/01/23

■#8  製作8  2000/01/24

■#9  製作9  2000/01/25

■#10 製作10 2000/02/04

■#11 製作11 2000/03/19

■#12 製作12 2000/03/30

■#13 複製   2000/04/10

■#14 塗装   2000/04/10

■#15 完成   2000/04/25

■#16 箱    2000/04/28



ポリパテの塊
・2000/01/17 フィギュア製作記 猫口少女とハムスターもどき編#1
・製作1
ってことで。冬フェスもまだだというのに、夏のWF向け新作です。
これ公開時点では、まだこれがなんなのか内緒ですが(^_^;)。まぁおいおい分かると思います。
中嶋絵、けっこう好きなんです。ただ今までは、最近はやりの胴がそれなりに長い絵に比べて、胴体部分が小さすぎ&足が長がすぎてなんだったのですが(いわゆる、うる星系のバランスです…ってうる星のキャラデザもやってらした方ですが)。ここまで頭身が小さければ、キャラのかわいさが十分出でいるのではないかと。

で。作業です。雑誌などに載っている設定絵をスキャナで取り込んで、実際に作りたい大きさに解像度変更(私は、髪を除いた頭の大きさが4cm程になるようにしています)。それを参考に、顔表情&直立姿勢の絵を描きます。今回、ポーズ絵はメモ程度しか描いていません。こみパキャラで、イキバタの方がまとまりやすいことに気がつきまして。今回もイキバタです。
出来た絵をEPSON製スーパーファイン用紙に出力し、必要なら紙で簡単な囲いを作って、そこにポリパテを流し込みます。固まってから剥がすと、写真のとおりになります。スーパーファイン用紙に塗布されている薬のおかげで、奇麗に転写されます。
顔は、この絵をベースに、この面の裏側に輪郭/目鼻の位置を出していきます。
胴体は、だいたいの形&大きさの参考程度です。足が半分欠けているのは、別パーツにするため。これの両面にポリパテを盛って&削って、形を出していきます。



ポーズが出来てきたくらい
・2000/01/18 フィギュア製作記 猫口少女とハムスターもどき編#2
・製作2
写真は、#1から1日目というところです。
製作1で作った胴体の塊を、腰と足の部分で切断。瞬間接着剤で作りたいポーズに組み替え、さらにポリパテを盛っていきます。
ペーパーに張りついているのは 手とポシェットに成る予定のポリパテです。
頭は、だいたいの目鼻の位置とほっぺ程度。このくらい形が出たら、目/鼻/口を出していきます。額から上は、完全に球形。本当は、上からみると多少前すぼみなのですが。その形は後頭部を作ってから、全体のバランスを見て出していきます。


かなり形が出来ました
・2000/01/19 フィギュア製作記 猫口少女とハムスターもどき編#3
・製作3
写真は、#2からさらに1日目というところです。

胴体も、各ディティールの位置くらいは出来てきました。#2に比べると、腕の各関節の角度が変っています。この後も、腰を切断して角度の調節をしました。
このキャラ、足が目茶太いのに上半身がコンパクトで。ラインを繋げるのが難しいです。この後もどんどんウェストが細くなっていきます(^_^;)。

頭は、目鼻口がついて後頭部も盛られました。後頭部が付くと、顔の前面のラインも整理しやすいです。
手やポシェットも、イキバタで削っていきます。手の削りだしは、慣れるとけっこう楽しいです(^_^)。



全体ポーズその1
・2000/01/20 フィギュア製作記 猫口少女とハムスターもどき編#4
・製作4
写真は、#3からさらに1日目というところです。

本体に関して、ほぼパーツがそろい、240番程度のペーパーをかけたというところです。
首はまだ、針金で付いただけなので座っていませんが。ポーズに関してはほぼ決定です。

いつもの感覚の上半身/下半身のバランスで作っていたのですが。設定より上半身が大きくなってしまったので、前回に比べて上半身を左右上下3mm程度詰めています。このキャラ、上半身のコンパクトさも特徴なのですが、下半身とのバランスが難しいです(^_^;)。
あと、右脚も膝で角度を変えました。これは単に削りミス(^_^;)。

頭に刺さっているポリパテの破片は、これから盛る髪の毛分のポリパテの厚さの目安です。後頭部の髪だけだと、すごいことになります(^_^;)。



作りかけの顔
・2000/01/21 フィギュア製作記 猫口少女とハムスターもどき編#5
・製作5
写真は、#4からさらに1日目というところです。
顔です。後頭部切り離し&耳が付きました。とは言っても、まだまだ完成にはほど遠い顔です。
この後もあちこちにチョコチョコッとした修正が入り続けます。特に、耳は見た目もっとでかいので、大型化&こちらに起こす形に作りなおしです。あと、写真で目立っているエラの部分も修正(このあたりは後頭部との繋がりも考えないと…。#4の写真だと、目立たないのにね)。


髪の毛ついた 手の遍歴
・2000/01/22 フィギュア製作記 猫口少女とハムスターもどき編#6
・製作6
さらに1日。
ここまで出来れば、なんのキャラか、知ってさえいればわかる思います(^_^)。

頭周りは、後頭部のパーツに前髪をつけたところです。顔パーツにマスキングテープ貼って&メンタム塗って仮止めし、その上にポリパテを盛って、そこから削りだします。もちろん、顔ははずれます。
髪の毛、重たいです。頭だけで全体の重量の半分あるんじゃないかしら?。

手は#4の写真の物は不採用にして、作りなおしています。このキャラにしては細すぎたもので。
手の写真は、今回作った手のパーツです。上の方ほど古いです。
最初のは、大きすぎ。次のは、大きさはいいんだけど、指などが細すぎ。三つ目が現在製作中のもの(2つ目より大きく見えるけど、サイズはむしろ小さいです)。…右手はポーズ変えました。握っていた方が子供らしいかと思いまして。
こうもたくさん作るのは面倒だけど…「指の先にまで気を配って演技しろ」は富野監督のお言葉でしたっけ?(^_^;)。でも、手って楽しかったり(^_^;)。



パーツ一覧
・2000/01/23 フィギュア製作記 猫口少女とハムスターもどき編#7
・製作7
さらに1日。
髪の毛もほぼ出来上がり。腰を切断して、下着なんか作り込んでいたりします(^_^;)。
足はブーツの設定です。設定にはほとんど皺は無いのですが。簡素な中のちょっとしたディティールってのは、全体を引き締めてくれますので、皺を適度に作ってあげてます。

っと。今回は接続ダボにもこだわってみようということで。強度の必要な部分でも芯の針金無し接着剤のみで組み立てられるくらいにはしてみたいと思います。あまりダボがぴったりきついと、塗膜の厚さが問題になるので、最後に調節予定。



…パンツ… スカート盛りたて
・2000/01/24 フィギュア製作記 猫口少女とハムスターもどき編#8
・製作8
さらに1日。
スカートの製作です(他にも細かい作業はいろいろありましたが)。
下半身にマスキングテープを巻いてメンタム塗って(黒い線は、必要なスカートの長さ+5mmを示しています)、上からポリパテを盛っていきます。最初は薄くてもかまわないので、 必要な範囲にポリパテを塗っておき、ある程度固まったところで、下半身を外します(完全に固まると、はずれません。泣きます(^_^;))。後は、必要な厚みまで、さらにポリパテを盛っていきます。

2枚目の写真は、大まかに形を出してスカートの長さを調節した位のところですが…。後ろから見たらパンツが…(^_^;)。
肩が無いので、すごい下半身デブ(^_^;)…はいいとして(こういうキャラだし)。どうしたもんだ…。



立像 パーツ一覧
・2000/01/25 フィギュア製作記 猫口少女とハムスターもどき編#9
・製作9
さらに1日。計九日目。
だいたいポーズが整いました。…このくらいの角度なら、見えないな…パンツ(^_^;)。

肩に刺さっている針金は、腕パーツの位置決め用。腕を切り離す前に、外からドリルで穴を開けておくと、切り離し時に切り口かがたがたになっても(こういう部分は、スパンと切れるわけじゃないので)、後で接続位置を見失うことがないです。

左の写真は、パーツ一覧。これで全部のパーツがそろいました。
あとは、頭のてっぺんのアンテナ髪、前髪、スカートを切り離せば、パーツとしてそろいます。
全部で18パーツ程。サイズは小さいのが結構あるけど…分けないわけにいかないパーツばかりっす。



立像 ハムスターもどき
・2000/02/04 フィギュア製作記 猫口少女とハムスターもどき編#10
・製作10
今週は、ほとんどお休みしていましたが。馬パテによるディティールの追加も出来て、全パーツの工作が終わりました。次はサーフェイサーの作業となります。

いまのところ、全19パーツ予定。…見た目より多い?(^_^;)。手首がバンドのところで外れるのと、スカートと上半身が別なのは、抜きの精度のためですが。
前回からの追加のパーツは、右腕のリストバンドの玉です(抜きの関係もあるけど。塗装も楽だし)。原形では、直径1cmの鉄球です。クリアーな玉がどっかで売っていたら、そっちを使いたいところですが…単なる玉って、塗ってもあまり面白い効果は出ないんです。光が出てこないので真っ暗になって。かといって、鉄球でも、見たとおりけっこう暗いです。素直に白字にクリアーかラーの方が、見栄えがいいでしょう。パールカラーとかもいいかも(白半濁クリアー玉とかあればベストだけど)。

あと、正面から見た場合の後頭部の形をだいぶ変えています。前回は、熱気球のような形だったのを、下のほうにも丸くしました。首とのラインの繋がりが難しかったですが。ヘアバンドもどきも、作りなおしています。…もっと玉を飛び出させたほうがいいかな?。構造が不明だから、解釈ができない…。
ブーツの皺がかなりうるさいです。ちょっと付けすぎですが。このへんは、サーフェイサー仕上げの途中で、適度に採っていく予定。
スカートに、ラインを掘る作業は、サーフェイサー処理の途中で行なう予定。ポプリの時と同じ理由です。

ハムスター…かわいく見せるのがむずかしい…(^_^;)。なんかタヌキっぽくなって(^_^;)。この顔も三代目です。…色塗れば、変るかな?。
こいつは、左脚の先に針金刺して、この娘のリストバンドの玉に付ける予定。

ってことで。この状態でWF会場に転がっていると思います。まだ320番程度のヤスリしかかけていないので、その辺の作業やっているかも(^_^;)。



立像 ・2000/03/19 フィギュア製作記 柊六奈編#11
・製作11
サーフェイサー直前に、パーツの一覧っす。
前回より、首の角度と、髪飾りの玉部分をちょこっといじっています。
KANONの方にばっかかまっていたので。一月ぶりに触りました(^_^;)。


完成原形頭
・2000/03/30 フィギュア製作記 柊六奈編#12
・製作12
サーフェイサーによる表面処理、終わりました。
まぁ、ものが小さいので、それほど苦労はしなかったのですが。
ってことで。次は複製です。


シリコン型 キャストパーツ
・2000/04/10 フィギュア製作記 柊六奈編#13
・複製
型、出来ました。テストショット/完成品用意も出来ました。

スカートは、毎度のオーバーフロー式…だけど。スカートだけってのは、小さすぎてちともったいないような気も…。まぁ、他に方法がないわけだけど。
パーツは、ほぼ一発で抜けました(っと。髪の毛のてっぺんのピンっが、空気抜きわすれて欠けてますが(^_^;))。
ってところで。次はキャストパーツの表面処理っす。



塗装済みパーツ顔パーツアップ
・2000/04/10 フィギュア製作記 柊六奈編#14
・塗装
ってことで。塗装まで一気に済みました。
前回からの作業としては、洗剤漬け/クレンザーと歯ブラシでガシガシ/パーツの整形&サーフェイサー/ホワイト塗装…とあるわけで。ちとはしょってありますが(^_^;)。この辺、ガレキの組み立てと同じですので(^_^;)。

服が白いので。塗装は楽でした(^_^;)。
色の問題としては、黄色の部分ですか。単なる黄色では色が違いますし、彩度が足りません。ってことで、黄燈色+白+蛍光グリーンに落ち着きました。蛍光イエローベースだとちと彩度が高すぎますし。レモンイエローを非蛍光色だけで作ると、彩度が落ちすぎます。まぁ、試行錯誤の結果です。
髪の毛は、蛍光グリーン+白+青をベースに、塗装後にクリアーブルーを影色として吹いてあります。

後は組み立てだけっす。はい。



アップ 正面後姿
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・2000/04/25 フィギュア製作記 柊六奈編#15
・完成
完成っす(^_^)。
頭の後ろの髪跳ねの破損が怖くて、髪のパーツは顔のパーツにかぶせてあるだけです。しまうときにはバラします。
ジャーネは、六奈のリストバンドの玉に針金で刺してあります。

思った以上に、中嶋絵に似たので、満足です。…アニメ絵より頭身高く見えるのは、立体がゆえ?。図面的に問題ないけど。まぁ、多少頭身高い方が、この場合いろいろといいのではと(^_^;)。

後は、版権と完成品提出の有無の心配だけです。
さてさてどうなるやら(^_^;)。



箱入り娘 ・2000/04/28 フィギュア製作記 柊六奈編#16
・箱
ってことで。毎度の箱作りです。
これにティッシュ詰めれば、落としても中身は多分無事。
横の丸いのは、アクリルパーツを組み合わせて作った展示台です。見栄えはどんなもんだろ?。

ちなみに。この台には磁石が入っていまして。展示台に敷く布の下に鉄板を置いとけば磁力で固定される…ってのを期待しています。
最初はマグネットシートを貼って…と思ったのですが。このゴム様磁石は磁力が弱くって。本当に磁石自身しか支えられません。
ってことで。普通の磁石を中にし込むことにしました。これで、30度程度傾けてもOKです。
…っても、台とフィギュアは、立てたステンレス線に刺してあるだけなので。頑強な固定とはなりませんが。まぁ、机に体当たりくらわない限り倒れないと思います。


罫線

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